16-10 第1子誕生 27/14:18 胎内ヘルニア

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4時間近くのステージ2の後、14:18やっと第1子、牡が誕生・・・でも壊死して赤黒くなった腸が飛び出た状態で生まれました。急いで湖南動物病院に駆け込むも、体内に戻したところで、回復はしないだろう、腐敗して腹膜炎等を起こして苦しませることになるだろうとの判断から、苦しませずに眠らせてやることにしました。ほんの短い命でしたが、安らかに眠れ・・・・


犬の分娩 
ステージ1 
体温が平熱より1℃下がった後、母犬は非常に落ち着き無く神経質になり、うろうろしだします。好きな物をあげても食べないことも有ります。この状態が短くて6時間、長い子で24時間続きます。
ステージ2
胎児を包んでいる一番外側の幕が破れ、陰部から水が噴出する、いわゆる「破水」が見られます。しかしこれがはっきり解らないままステージ2に入ることもあります。この時期に入ると、お腹の筋肉が収縮したりいきんだりといった「陣痛」がはっきり見られます。この時に緑ががかった黒い降物が見られることがありますが、これは正常です。やがて陰部から液体の溜まった緑色がかった小さな袋が見え隠れし始め、続いて子犬の鼻先が見えて、だんだんと晩出されます。陣痛の始まりから晩出までは大体20~30分、長くて一時間続きます。
 ときどき子犬が鼻先からではなく後ろ足から出てくること(逆子)がありますが、これは犬の場合は良くあることで、そのまま正常に生まれてくることが多いようです。
ステージ3
 この時期は子犬を1頭産んだ後の休息の時です。このとき緩やかな陣痛に続いて胎盤が出ます。これを母犬は食べようとしますが、胎盤は子宮の収縮にいい物質が含まれているので食べさせたほうがいいようです。しかし、食べ過ぎてお腹を壊したりするこのいますので、EG HOMEでは1頭分だけに留めます。
    
まだ、お腹に子犬が残っている場合は、10分~30分の休息の後、再び第2期に戻って分娩  します。